ポーカーをプレイしているか聞かれる場合、通常はテキサスホールデムのことです。テキサスホールデムはワールドシリーズオブポーカーや『ラウンダーズ』のような映画のおかげで、ここ10年の間に人気が出たゲームです。
しかしポーカーにはバリエーションが多くあり、その中で最も一般的なゲームがスタッド、ドロー、そしてコミュニティカードを使うゲームです。フレンドリーなテーブルでは、ディーラーがゲームの種類を選ぶことがよくあります。
それでは、広大なポーカーの世界を巡る旅にお連れしますので、ぜひご一緒ください。
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理解しておくべき用語
それぞれのゲームをご紹介する前に、すべてのプレイヤー(および今後プレイする見込みのある人)が慣れておくべき用語がいくつかあります。
- アンティ:アンティとは、ゲームに参加するために払わなければならない最低限のかけ金です。
- ブラインド: カードが配られる前にテーブルに置くお金(通常はチップ)。通常ブラインドは2つあります(スモールブラインド・ビッグブラインド)。各プレイヤーに確実にお金を賭けさるためのものです。ブラインドを払うプレイヤーはラウンド毎に変化します。
- コール:コールとは現時点で最大額をベットしているプレイヤーに揃えてベットすることを指します。つまり相手プレイヤーのベット額に揃えることです。
- チェック:ベットをしている対戦相手が全くいない場合、賭け金を賭けずにそのまま次のプレイヤーに回すことです。
- レイズ:プレイヤーがテーブルに置くかけ金を増やすアクションです。
ポーカー用語のあらましを完全に知りたい場合は、ウィキペディアのポーカー用語集をご覧ください。
人気のポーカーゲーム
「スタッド」では、プレイヤーには複数のカード(通常は5枚か7枚)が配られ、配られたカードを使って可能な限り最も強い役を作る必要があります。
ドローでは、プレイヤーは自分のカードを数枚(通常は最大3枚)交換して役を強くすることができます。
コミュニティカードを使うゲームでは、プレイヤーには裏向きに伏せたカード(各自専用のカード)が配られ、それから表向きにディーラーの前に置かれたコミュニティカードを利用して最強の役を作ります。共有カードとしてのコミュニティカードの特徴としては、テーブルにいる他のプレイヤーも同点になる場合があります。
テキサスホールデム
テキサスホールデムは、今日アメリカで最も人気のあるポーカーゲームで、ワールドシリーズオブポーカーでプレイされています。テキサスホールデムでは、プレイヤーには裏向きに伏せたカードが2枚配られ、それから5枚の共有カードが表向きに配られていくのを待つ必要があります。賭けは4ラウンドで行われます。伏せたカードが2枚ずつ枚配られると、最初の3枚のコミュニティカードが表向きでディーラーの前に置かれます(フロップといいます)、4枚目のコミュニティカードが置かれて(ターン)、最後に5枚目のコミュニティカードが置かれます(リバー)。プレイヤーは、5枚のカード(自分の手持ちの2枚と共有カード)を任意に組み合わせて、可能な限り最強の役を作る必要があります。
オマハ
テキサスホールデムと同様に、4ラウンドで賭けますが、テキサスホールデムとは異なり、各プレイヤーには伏せたカードが4枚配られ、直後に共有カードが5枚ディーラーの前に置かれます。プレイヤーは、手持ちのカードのうち2枚と共有カードのうち3枚を使って、可能な限り最強の5枚の役を作る必要があります。
セブンカードスタッド
セブンカードスタッドではプレイヤー全員に、伏せたカード3枚と表向きのカード4枚、計7枚のカードが配られます。プレイヤーは、7枚のカードを使って可能な限り最強の5枚の役を作る必要があります。
ファイブカードドロー
各プレイヤーに5枚のカードが配られますが、最初のラウンドでは、プレイヤーは最大3枚まで交換できます。
フォローザクィーン
セブンカードスタッドの一種であるこのゲームではクイーンのカードが出ると、次に表向きになったカードがワイルドカードに指定されます。クイーンが出なければ、その役にはワイルドカードが存在しないことになります。